パワースポット高千穂のヨガインストラクター、千穂ともこです。
高梨沙羅選手の銅メダルの秘密はヨガ⁉
やったーーー!!!銅メダルーーー!!!おめでとうございますーーー!!!
何がすごいって、やっぱりメンタルですよね。
前回のオリンピックでは初出場で、金メダルも期待されていた中での4位。そこから「また失敗したら…」「またメダルが取れなかったら…」。何度も頭によぎったと思うんです。その不安と一緒に寄り添い、整えながらの4年間だったと思うんです。
前回のオリンピックで自分が負ける体験をありありとした後に、全日本国民から「応援してるよー!」と、4年間、高校3年間より長い期間を、ずっと言われ続けたら…。私だったら何も無いのに胃から何かでそうです(汗)どこかに逃げたいです(汗)
1か月前から社内のプレゼン発表に向けて、同僚から応援されるのにも緊張するだろうけど、そのレベルを越えすぎてます。
そして、4年後のオリンピック。その不安を乗り越えて、しっかり結果につなげたメンタル。
くぅー!!!
すごかー!!!
でも、そのメンタルの整え方が、ヨガと一緒だったとしたら!?しかも感情に振り回されやすい育児にも使えるとしたら!?
しかも、その効果は、
・育児にイライラしない
・柔軟性が必要なママ業で冷静になれる
・責任が多いお母さんだけど楽観的になれる
・女性は感情的になってへこみやすいけど、常に気持ちが穏やかでいる
・家族や集団内で余計な雑念を持たず、母としての自分の役割に集中できる
だとしたら???
高梨沙羅選手の3つのメンタル強化方法
そもそものインドで始まったヨガって、瞑想をうまくやるためのものなんですよね。詳細はこちらの記事で↓
でね、沙羅さんがこの前テレビでメンタル強化のためにしてきたことって以下の3つ。
(1)1日30分瞑想!
(2)感情の書きなぐりメモ!
(3)メイクでスイッチ!
さて、どれでしょう?
あ!(1)に本来のヨガの瞑想入ってる!
でも、それよりも、私がもっとビビビッてきた、誰でも実践しやすいヨガっぽい!って思ったのがあるんです。
それが、
(3)メイク!!!
…ではなくて、(ご期待に沿えず、すみません。でも、普通に垢ぬけた沙羅さんのメイク方法が知りたい(汗))
そう、
(2)感情の書きなぐりメモ!
なんです。
なんでこれがヨガなの~?ポーズとるんじゃなくて、書くのに???
ブレない自分を作るヨガ哲学
まずは詳細のインタビューを見てみましょう。
「心と体と技術のバランスが取れていて、やっと4年に一度の大チャンスをつかめる」と、技術だけでは勝てないと考えた高梨は、新たな取り組みに挑んでいる。その一つが、日誌を書くことだ。
2017年の春から、高梨は感情を殴り書きする「メモ帳」、清書する「日誌」、いつでも見られる「携帯のメモ」の3つに分け、自分の状態や思っていることを文字起こししている。「『ドーン』とヘコんだ」や「『シュッ』といった」など、書き分けることで気持ちの整理がつくという。
ほら、本人も “書き分けることで気持ちの整理がつく”って言ってるよね。
これは、ヨガ的に言えば、書かなくてもいいんです。要は書き起こすことによって
感情と、その感情を観察する自分と、切り離して考えている、
[自分の感情 ≠ 自分]= [自分の感情を観察する別の自分がいると認識]
している。
私が、「あ~、ともこさんは今、育児がうまくいかず悲しみが湧いてるんですね~」と自分を観察する。私が、「あ~、ともこさんは今、子供が言うこと聞かず怒りが湧いてきてるんですね~」と自分の揺れ動く感情を観察する。
これが、ヨガ!ヨガ哲学!
育児ママがヨガ哲学を使うコツ
ここで、たとえ話。
みなさん、テレビ見てるとします。
そこに、私、ともこさんが出てます。これ、実際に合った話なんですけど、あ、だからノンフィクションドラマなんですが。
日差しがジリジリくる夏。
1人目ひーとん「お外いく~」
私「ま、まじか!?この炎天下か!?でも、行きたいって言ってるしな、ずっと中にこもるより、自然の中のほうが子供にもいいだろうし…」
私「ほら、帽子かぶろうね~」
ひーとん「いや!」
私「日焼けしたら、後でイタイイタイなるよ~。」
ひーとん「いや!」
無理やりかぶせたら、無理やりとるのループを、数回繰り返す親子。
私「しかたない、本人の肌の様子や疲れ具合に注意しながら散歩するか…。」
私「私は紫外線弱いタイプですぐ肌痛くなるし、熱射病とかで私が体調悪くしたら育児できないし、完全防備で…。でも、2人目抱っこ、めっちゃ、あっつーーー!!!」
めっちゃ怪しい格好の私(笑)この写真の日は帽子かぶってくれました…。
首からスーッと落ちる汗。何度もぬぐう、おでこの生え際からのタラタラの汗。それでも、水をグビグビ飲み、フーフー言いながら三輪車をゴロゴロ押す、母、2歳、0歳とセミの声の夏。
秋。集落のみなさんで公民館で、今年も稲が無事実ったね~!を祝う会。
酔って鼻が赤い、知らないおじさんが何やら近づいてきて…
おじさん「あんた、あんとき、車で通ってみちょったばい。自分ばっかり涼しい格好しちょって、子どもは、あんな熱い中に外に連れまわされて。あんたはいいやろうけど、子どもがかわいそうじゃ。」
私「!?!?!?!?」
ドラマ、次回に続く!来週は「ともこ、自分は子ども思いじゃないママ不適合者だと、自己嫌悪スパイラルにおちいるの巻」!
みなさん、どう思いました???
もちろん、意見は人それぞれです。でも、
「は!?なんでそんなシチュエーションになったか知らずに、何言ってるの!?」
「ってか、おじさん、誰!?その子のどんな責任者!?」
「暑さ対策嫌がったの、子どもですよ!?お母さん、自分が熱くて倒れちゃ育児できんから帽子してたんよ!?」
「それでも、赤ちゃん抱っこしながらの炎天下って、どんだけ熱いか知ってるの!?」
「全部、母なりに、その時の子どもの意見と様子を全部総合的に考えた結果なのに、あなたただ一瞬すれ違って見ただけでの印象やろ!」
って、思う人、たぶんいますよね?
だけど、来週は「ともこ、自分は子ども思いじゃないママ不適合者だと、自己嫌悪スパイラルにおちいるの巻」!に、なっちゃう。
こんなふうに、第三者の軽はずみな発言で、傷ついたことがあるお母さん、たぶん沢山いますよね???
でも、テレビ見てる感じでこのシチュエーション見たら、そんなん傷つかなくていいよ!傷つくだけ無駄だし、そんな暇があれば、いつも通り子どもに愛情注いでればいいんよ!って、ツッコミたくなりましたよね?
そう、それが、このヨガ哲学!
感情と、その感情を観察する自分と、切り離して考えている、
[自分の感情 ≠ 自分]= [自分の感情を観察する別の自分がいると認識]
お母さんが育児に使うコツは、
自分は自分の感情が主役のテレビを眺めて、つっこんでいるイメージ。
そしたら、感情に振り回されず、きっと、一番大事なことに、スーッと、自分をすぐに引き戻せるようになるはず。
そうなるとテレビドラマの展開は、
「あ、私、おじさんの言葉で、悲しみ、怒り、の感情が込み上げてきたけど、
大事なことって、おじさんと私の間の関係じゃなくて私と子どもとの間の関係じゃん!
そして、あれは、私が子どものためを思った行動だった!だからそれでよし!
それで、傷ついてクヨクヨしてて、子どもに愛情そそぐ余裕がなくなるほうが、よっぽどナンセーーーンス!」
って、思えて気持ちが整えられる。
散歩コースのお地蔵様の前で、2人目みーとんと。
ドラマの次回だって、
来週は「ともこ、散歩の何が悪い!稲が実った後の散歩コースで黄色いじゅうたんを発見!」の巻!
右が、はしゃいでいるひーとん。
と、へこんでる回から一変、楽しそうな次回となるわけです。
感情と、その感情を観察する自分と、切り離して考えている、
[自分の感情 ≠ 自分]= [自分の感情を観察する別の自分がいると認識]
お母さんが育児に使うコツは、
自分で、自分の感情が主役のテレビを眺めて、つっこんでいるイメージ。
と、覚えてみてね。
子どもの金メダル選手はお母さん
これは、すぐにはできなくても、訓練すればするほど、パパパッとできるようになるので、意識して常に心の片隅に置いておいてみてください。
感情のままに怒ったりへこんだりする自分がいたら、そんなお母さんはたぶん自分のことが、あまり好きになれないんじゃないかと思うんです。
正解がないって言われる育児に試行錯誤しながらも「誰よりも私が1番この子を見てる!守る!愛情注ぐ!」って、一生懸命なのに。
うまくいかないときもあります。でも、自己否定ばっかりしてるお母さんより、自分でいることに居心地が良くしているお母さんのほうが、お子さんもそんなお母さんが好きなんじゃないかなーって。
感情のままに振り回される自分じゃなくて、子どもの行動を優しく見守っているように、自分の感情も1歩離れて見守ってみてください。
「誰よりも私が1番この子を見てる!守る!愛情注ぐ!」って、一生懸命なお母さんは、いつだって子どもからすれば金メダル選手です。
最後までお読みいただきありがとうございました。パワースポット高千穂のヨガインストラクター、千穂ともこでした。