神々のふるさと高千穂で心と体を清めるパワースポットヨガ

産後0日目からのママインストラクターヨガライフ

カブトガニを愛した運動音痴の女子高生が、ヨガ大好きママになるまで。

 

パワースポット高千穂のヨガインストラクター、千穂ともこです。

 

 

 

【他力本願と少女漫画男子とカブトガニと】

綺麗な水田に囲まれた九州の田舎で生まれました。保育園ではお昼寝が苦手。周りでスヤスヤ友達が寝ている中、ひとりだけお目めパッチリ。あんまりお休みすることが得意じゃありませんでした。

小さい頃から体は元気なんだけど、運動は苦手。読書は大好きで、学校の帰り道に読むのが私の下校タイム。よく親に「また読みながら帰りよったやろ!〇〇さんから聞いたばい!交通事故にあったらいかんけん前見て歩きなさい!」と叱られてました。

 

 

歩いて動いていても、頭の中は本の世界やいろんな考え事に。この頃から体に意識を向ける、ってことは人一倍苦手で、頭の中がずっと忙しかった運動音痴さんです。小中学時代は勉強ができたけど、初めての受験(高校)で合格して気が緩み、そこから一気に勉強のやる気がなくなりました。

「なにかいいことないかな~」が口癖。完全に他力本願の受け身体制。

 

唯一、私が将来を見据えて自分から動いたこと。それは英語学習。中学校まで下手に勉強ができた私は、「他の教科は本気出したらいつでも挽回できるかも、でも、英語だけは単語力だからコツコツやってないと、挽回できない」と、動物的勘?で思っていて、好きな科目ではなかったけれども、英語だけは成績は良かった。

で、なんとなく自分は語学に行くのかなと思い始め、その時には海外の人に自分をアピールするにはオリジナリティがなくちゃ周りには勝てない、はて、どうするか…。

私の高校って、カブトガニを研究してたんですよ。生きた化石といわれる生物。ユニークでしょ(笑)近くの港に産卵する場所があるんです。「あ、何もない私だけど、カブトガニについて話せたら・・・オリジナリティ???」(笑)

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そして高校2年。たまたま仲の良かった子が「生物部に興味があるんだけどな~」って言ったら「え!?私も!?」ということで、恐る恐る未開の地であった生物に入部することにしました。

 

初めてドアを開けて目の前に飛び込んできたのは…え!?なんか足下にミニカー来たよ!?高校生がミニカー!?え、てかここは生物部ではなくて車研究部かなにか!?どんどん私の足に近づくミニカー。そしてその後ろから現れた男子生徒。手には少女漫画が10冊くらい入っている漫画入れ専用カバン。

 

「そっか、このミニカー操縦してるのは彼じゃないのね。ほっ。」・・・って、少女漫画!?しかもマンガ好きな私が知らないくらいマニアックなやつ!っていうか、男子生徒さんですよね!?!?てかてか、ここ生物部ですよね!?!?

そんなミニカー男子と少女漫画男子で迎えられた生物部一日目でした。完全に間違えた・・・。でも、なぜか仲の良い友達はそのまま所属し続け、私も理由なくやめるわけにもいかず・・・。

でもそしたら、あれよあれよと、生物部として『め〇ましテレビ』に出演(カブトガニの稚魚が入ったビーカーを持つ私の手がドアップ(笑))や、「まず~い、もう一杯!」のCMで有名な(昭和生まれ以降の人ならわかるはず)あの人のラジオ番組に出演したり、あれよあれよと高校生活に楽しいイベントが!

 

「受け身じゃなくて、自分から決めて動く、って大事なのかも。そしたら思った以上に楽しいこともたまにあるじゃん!」

 

それ以来、『自分の人生はとりあえず自分で考えて行動してみる』を意識するように。

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【私の運命を決めたのは生物学者と占い師】


そして大学進学どうしようと思っていたとき、たまたま港でカブトガニを探しているときに出会った、海外から英語を教えに来た地元の中学校の先生(ALT)。もともと自国では生物学者だそうで、カブトガニについての説明を求められました。

 

英語の参考書の丸暗記をその頃していた時期だったので、たどたどしく覚えた文章の単語の個所を変えて説明。研究者の外人さんもカブトガニの生態に興奮してきて、さらに質問してくる。(ちなみに、カブトガニは死ぬまでペアで連れ添う種類もいます。へぇ~。)

 

そのとき「あ、外人さんとも外国語話せたら、通じ合えるんだ、通じ合えるのって、楽しい!」って感動したんです。それで大学は中国語専攻、サークルでは英会話サークルに所属を目指すことに。大学受験当日。なんと大学側の音声問題の不手際もあり、大学受験失敗(いえ、それも実力のうちです…。それでも受かる人は受かるんです…)。初の挫折。

 

どうしたら志望校に合格できるか考えた。「どうせ志望校変わらないので、志望校が見えるところで一人暮らしをしながら予備校に行かせてください…」1人暮らしの予備校生活を開始しました。

 

もう後がない!とひたすらがり勉。通学中も英単語帳を眺め、休み時間も古典単語を覚え、帰宅してトイレでは英文法表を眺め、自炊中は古典活用を覚える。カレーを作りながら「くぅ、くぅ、しぃ、きぃ、けれ、カレー♪」。そして窓から見える大学の塔を見ながらモグモグ。

 

夜は閉校時間ぎりぎりまで勉強し、それでも勉強し足りないから、近所のマクドナルドで閉店までさらに勉強。たまに頭が爆発しそうになると、隠れるように一人死んだ目をしてカラオケへ。

「はぁ、るぅ、よ~、とおきはーるよー、まぁぶたー、とぉじればぁ、そこに~~~♪」

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待ちに待った春が翌年来てくれました。予備校時代から頑張り屋さんがクセづいた私は、がむしゃらに英会話サークルの活動に打ち込んで、英語討論大会全国3位までに入賞。このとき一緒にペアを組んで出場したのが今の旦那でした。

 

その後休学してオーストラリアの小学校で日本語教師として2年働きました。え?なぜ滞在1年ではなく、2年かって?オーストラリア1年目、楽しく頑張っていたんです。楽しくてもう1年いたいな~と思っていた時、校長先生に「君は本当に先生に向いてるよ!来年もいてくれたら、それがベストだ!」と言われて。それを本気にした私。断られるのを覚悟で日本の親に電話で相談したら、あっけなく「あなたがそうしたいんなら、よかよぉ」。

 

後から母に聞いた話。本来ならオーストラリアの後は1年中国で留学予定でした。母が占い師に「この子の中国生活はどうでしょうか。」と聞いていたらしい。「あれ?本当に中国ですか?この子はオーストラリアにいる運命みたいですが…?」と言われたそうです!その後に私から相談電話がきたもんだから、びっくりして快諾したそうな。神様のお導きがありました…。

 

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オーストラリアで一緒に住んでいたホストフアミリーのママは金髪で明るくて社交的な綺麗なママで、エクササイズも欠かさない。そんなママに誘われたのが・・・ヨガでした。

 

「なんだろ・・・すっきり・・・そして最後には、なんだか心が安らいだ、自分が自分の中にくつろいだような、まどろむ感じ。」そのまま帰ったら布団でグッスリ。

 

保育園のお昼寝タイムでも目が冴えていて、運動は苦手。大学時代はがむしゃらに英語討論をして、オーストラリアでも子供を預かる先生として責任感と、周りに日本人がいなくて自分がしっかりしなくては!でも英語能力の壁にぶつかることなんてしょっちゅう!だった私。そんなんで常に気持ちが戦闘モードの中で経験したヨガは、心と体に衝撃が走りました。

 

それから数回通いましたが、しばらくして学期が変わるとホストファミリーは変わり、新しいマザーに無理に連れて行ってと頼むのも申し訳ななかったので、そのままヨガにも行かなくなりました。

  

オーストラリア滞在後、3年目は中国へ。4か月北京で語学留学し、3か月上海で就職活動をする若者に日本語を教えました。その間にちょこちょこ海外旅行をして、大学に復学すると、夏休みや春休みを利用してまた旅行、アジア、中東、ヨーロッパ、20カ国以上を旅行してこれでもか!と楽しみました。 

 

【就職活動をすっとばし東京のオフィスレディー】

 

大学生活の飲み屋のアルバイト中。私そもそも普通の就職活動をすると、留学して海外にいてスタートが遅かったり、年齢もその分上がってしまったりで、不利だろうなぁ、と思っていたんです。そこで思いついたのが、このバイト先に来る人で良さそうな方に私を知ってもらい、会社に入ろう!でした(笑)なのでアルバイトは常に私の就職活動。

そしたら、本当に、そうなったんです!!!海運会社に!!!

 

本当に世の中不思議です。

 

なので私は履歴書を持ち歩いて、スーツ着て面接会場へ行く、ってしたことがありません。「いらっしゃいませー!」が面接開始の合図でした。

 

そして海運の九州の会社に就職し、まずは東京の支社で数か月働きました。さぁ、九州に戻って外国語使うぞ~となったとき。運命のいたずらが!東京支社の方が急に退職。荷物を九州に届けるため、運送会社に配達を頼んだその数時間後、会社から電話。「そのまま、東京で後任で働いてください。」(笑)

 

慌てて運送会社に電話をして荷物を運び戻してもらい、そのまま東京で3年間なぜか畑違いの経理総務を務めました。そしてそのときに東京で働いていた大学時代交際していた旦那と再会し、よりを戻しましたとさ、チャンチャン。

 

【スピリチュアルスポットとヨガとスラムダンク

 

そしてそんな彼か運命かに導かれたのが、彼の実家である今の嫁ぎ先、宮崎県高千穂町古事記日本書紀で神話の神様が初めて日本に降り立った場所とされる場所。スピリチュアルカウンセラー江原啓之さんが日本一パワーがあると言い、禊をしに来る場所。

東国原英夫さんが宮崎県知事になるか迷っていた時に「帰ってこい…」というお告げを聞いた場所。そう、日本でも名高いスピリチュアルスポットに嫁ぐことになりました。

 

嫁ぎ先は農家で、神様…いえ、こんなにかわいいばぁちゃんがいました!

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そして旦那の家族に連れて行ってもらった東国原さんもお告げを聞いたあの場所へ初めていきました。私、霊感全くないんですよね。全く見えないし、感じないし。でも、初めて、見えないはずのものが…。

 

光の斜線が、ばぁ~~~って、鳥居にに向かって全方向から走ってたんで「ん???…え???」目がぼやけてるのかと、こすって見直してみたけど、やっぱり見える!

光の線がシャーーーーーって!!!

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後にも先にも、こんな不思議なものが見えたのはこの1回だけ。「どういうことなんだろ?まぁ、歓迎されてるってことよね???」

 

主人の実家の農家に引っ越して、同居すると決まった時、家族に自分が気を使いすぎちゃうこととかあるのかな?子育てもするだろうし、家族に合わせすぎたり、子供に振り回されたりして、なんだかんだいっても疲れたりするのかな?

すると、なーんか、頭の隅っこから聞こえました。

 


「ヨガだよ。」

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オーストラリアで出会ったヨガ。学生時代から頭ばっかり使い、心は周りの評価を気にしたり責任感だったりで外へ向きがちだった私に、体がほぐれて、心が自分の中に戻ったような落ち着いた時間をくれたヨガ。

 

同居で、しかも結婚前は私たち夫婦のしっかりした部屋はなくゲスト用の仕切られた部屋だけと聞いていたので、(それは誤解でちゃんと本当は用意されてました(汗))せめてヨガマットの上だけは、周りを気にしない、自分だけ、自分を感じるだけの時間と空間が持てるんじゃないか。

「そうだ!とりあえずヨガを身に着けてお嫁に行きましょう!」
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でもヨガを田舎で一人するには自分でいろんなポーズ覚えなきゃいけないし、どうやって身につけるんだろう?それで調べていくうちに、ヨガについて学習するなら、ヨガインストラクターになりたい人向けの資格だけのコースしかないことが判明。

 

いや…いくら仕事やめて嫁ぐからってヨガを仕事には…。それに私運動嫌いで下半身ぽっちゃりの、運動音痴さんですよ?小学校のスイミングクラブでバタフライしてたら、「あれ?カエル泳ぎ?」って言われたり、なぜか順調に前進ではなく“後進”していった人ですよ?

 

しかし、私のこれからの一緒続くであろう田舎ライフ。自分のリラックス空間を得ることには変えられない…。そう、そうしてあのカブトガニ研究の生物部事件以来の、未知なる世界の扉を開けました。ヨガインストラクターの資格取得の扉。

 

 

扉の先にいたのは…あのミニカーでもなく少女漫画少年でもなく… 運動バリバリできるビューティーな人ばっかり!やっぱり私とは世界が違う人達じゃん!!!

ヨガ歴5年以上!すでにヨガ教えてます!運動大好き!いや、てか細い!なんだこのヘルシービューティーな方達は!!!

 

ヨガ初心者も初心者、運動苦手な下半身ぽっちゃり私のくるところでは…はい、ありませんでした(汗)ああ、また間違いましたよ…。しかしさすがにヨガの教えを習得しておられるビューティーな皆様、こんな私でも受け入れてくれて一緒に仲良くヨガを習うことになりました。

 

これだけ自分の体と向かい合ったことはないというくらい向かい合いました。毎日食事中はアニメ「スラムダンク」を見て「桜木も初心者から頑張ってるし!」とモチベーションをあげてから、自主練とヨガクラス通いの日々。

 

運動が苦手でも体の使い方がわかって練習を積めばできるということがわかったし、ヨガ哲学の考え方を知るのも楽しかったです。無事に講座が終了。晴れてスピリチュアルスポットへお嫁に行く準備が整いました。

いざ嫁ぐと、なんと教える気がなかったのに、ヨガを教える、しかも英語の通訳しながら、しかもこんな田舎でそんな特殊な仕事に出会ってしまう!?というミラクル。(その記事はまた別に。)うーむ、やはり自分で人生設計をしながら動くと、それ以上の出来事があったりしておもしろいなって、つくづく思いました。

 

【役目を果たそう!】

 

結婚して1人目を出産し、2人目を妊娠。寝返りさえつらくて寝込んでしまうほど、ひどいつわりで思うように動けず、逆に1人目の息子は自分で歩けるようになってワンパク盛りになりました。

なかなか子育ても思い描くようにできず、気づけばヨガからも離れていました。旦那を責めたり自分を責めたり、自己嫌悪になることが増えていき…。

 

でも、せめて子供にだけはイライラしたくない、自分の未熟さから何か嫌な思いや寂しい思いだけは絶対にさせたくない…。そんな気持ちが大きく膨れ上がっても、何もできない自分が本当に嫌になった時期がありました。

 

それに、1人目ではうまくできた部分も、2人の子供を持つと、更なるレベルアップした試練が待ち受けているのは必至! 私の中の何かを変えていかないと、こんな状態で2児の母になれるのか大きな不安を抱えました。

 

どうやって変わっていくか。動けないなりに私の心に寄り添ってきたのはヨガの教えでした。カルマヨガという教えがあります。

 

『いまこの瞬間を受け入れて、損得勘定や結果にとらわれず、自分の役目に取り組むこと』。

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そっか。私の役目はお母さん。お母さんの役目をうまくできてるできてないを考えすぎず、とにかく果たしていく。そして、その時その時を子供と一緒に、心からの笑顔で過ごせたらなお良し!

 

そしてもう一つ思ったことは、この気づきをもらったヨガを学び直そう!そしてそれを通して、1日1日を整えながら、スピリチュアルスポットでの子育てを発信していきたいと思います。

もちろん、うまくいかいこともある、だけどそれも結果にこだわらず行う私の『役目果たし』。私の失敗もそのままこだわらず書いて、読んでる方が同じことを次にするときの参考になればいいなぁ、と思っています。私の子供と心から笑うまでの整え方、どうぞご覧ください。

 

七夕前日にいよいよ長女誕生!

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最後までお読みいただきありがとうございました。パワースポット高千穂のヨガインストラクター、千穂ともこでした。