パワースポット高千穂のヨガインストラクター、千穂ともこです。
高千穂で雲海を見るおすすめスポットは3か所あります。その中でも、ダントツおススメの場所をこちらで紹介していきます。
サイトやガイドブックにはあまり紹介されていない、地元人だから気づける隠れた雲海を眺める場所も教えちゃいます!
高千穂の雲海は、神様が地上に降り立った道
前回の記事で説明したとおり、高千穂の雲海は神話の神様が通った道。そんな「雲海」を是非見て、パワースポットの力をより感じて帰っていただきたいなぁ、と思っています。
前回の記事はこちら。 確実に見るための詳しい雲海発生の条件と、日の出の様子も掲載中。
ではでは、今回はおススメの場所の3つのうち1つをご紹介!
おススメスポット『国見ケ丘』
中心街から距離 ★★★★★
中心街から約4.2キロ 車で12分(高千穂神社発)
行きやすさ ★★★★★
対向車用の道もあるのですれ違っても問題なし!分かれ道も少ない!
見る環境 ★★★★☆
広くて平ら、トイレある、自販機ある、30台以上の駐車場ある、ただ他の観光客が多い
見え方 ★★★★★
目の前にも横にも後ろにも見えて、いろんな表情の雲海が見れる。運が良ければ目線から下のすぐ近くで見れる。
妹と国見ヶ丘での写真。早朝寝ぼけながら来たので、なぜかマフラー2本巻き(汗)
地元の「ふれあいバス」もここまで来てくれます。でも、日の出前の雲海のタイミングでは出ていないので、車がない方はタクシーを使うことになります。
ちなみに国見ケ丘自体を遠目から見ると、写真左のように小高い丘が切り開かれている場所なのがわかります。
写真左の平らになって木々が見えるところ。ここから下の目下に発生してる雲海を眺めてるってことです。(あ!上に半月が見える!)
いざ車で出発!
よーし!それでは日の出前に間に合うようにいざ出発!
あ!車の時間は5:55!GO GO GO!かなり幸先の良いスタート!
高千穂神社と目立つ緑のドラッグストアの道の間を通っていくと、「道の駅高千穂」前に出ます。そこを左へ。
→道の駅 高千穂 の場所等の情報はこちらを参考にしてみてください。
この写真右が道の駅のモニュメント。高千穂神社から来る方はこの左に見える道から道の駅のこの道に出ます。そして目の前の橋を渡っていきます。
日の出前なので、暗いですね~。
ちなみに、これから出てくる何枚かの写真は、案内用に使うにはあまりにも暗すぎたので、明るい時に撮影に行きなおして撮った分もあります。
ナススーパーというスーパーを右手に見えると、写真の「興梠(こおろぎ)建設」が右手に見える交差点がすぐに現れます。そこを右に曲がります。
曲がったらすぐに目の前に「民宿 国見ケ丘」さんから左右に分かれた道が現れます。
この「民宿 国見ケ丘」さんまでたどり着ければ、あとはこちらの勝利!看板が指し示す通り、左の道を登りきるだけ!
ぐんぐん登ります。
壁左横、カーブミラー下に小さく「国見ケ丘まであと1.5キロ」の看板。
秋だと紅葉も見ながら登れます。
「雲海茶屋」さんが目の前に見えたらゴール。
ここに自動販売機もあるので、温かい飲み物で白い息を吐きながら、モコモコの真っ白い雲海を見るのもいいかなぁ~と思います。
左手にある広い駐車場に車を停めて、逆に右手にある展望台への通路を進みます。
この日は雨で通路右側に見えるはずの雲海は消えていました。
歩いて1分ほどで広い展望台に到着!
右手に見える小屋はトイレです。
国見ケ丘から見えるもの
いますね、いますね~。観光客の皆さん。
ここで、国見ケ丘あるある!6時ちょうどになると、観光客のうち数名の方の、6時の携帯アラームの音が響き渡るよ(笑)
ドローンを飛ばしている方も発見!
ちなみに通路の左側を見ると、何やら人と銅像が。あそこでも雲海を見渡せます。
行き方は通路が終わると左側に登り口があります。
登り口には、「神話で神様が地上に降り立った場所は高千穂と言われるようになったよ~」的な説明書きがあります。
登り口から登ると、さっきちらっと見えた銅像が見えます。真ん中にいるのが地上に降り立った神様のニニギノミコトさんです。
その下には神様が地上に降り立った神話の「原文」が刻まれています。
雲海だけでなく、「“神話”の雲海」に触れたい方は、これらの案内や銅像も見てみてください。
なかなか美しい雲海に出会えない…
でも、足を運べば必ず絶景が見れるというわけではありません。
車運転しだしたら雨降ってきて、雲海消えてた…涙
雲海自体が高すぎて雲海見れたというより、雲海に埋もれた私と2人目みーとん。朝日もボケボケ。
あ~、雲海出てるけど、曇ってて、朝日が見えなーい!!!惜しいーーー(涙)
って、雲海出てるけど、雲海がまさに朝日だけ隠す!?!?
自然には逆らえません。
ある意味自然は「あなた中心で世界で回っているのではない」、「あなたは全てが繋がっていていろんなことが起きている中での一人」という謙虚な気持ちにさせます。
はい、神様。おごらずに、見れたときは見せてくれた自然のすごさとありがたみをしっかりと感じさせていただきます…!
国見ケ丘の雲海
そしてついに!
あ~、やっと出会いました、神様の通り道、雲海!!!
何回も来たからこそ見れた、いろんな表情の雲海を一気に紹介しますね!!!
準備はいいですか???
いいですね???
本当にいいですね???
では、いきますよ~~~!!!
深い青の雲海。
まずはブルーモーメント!快晴の日だけに現れる、日が昇る直前に周りが青い光に包まれる現象。短い時間しか現れません。
左にうっすら見えるのは高千穂の中心街の明かりが雲海から見え隠れしているところ。地上の人はまだ夜明け前で眠っています。
そしてこの雲海に阻まれて、地上の人は空は快晴だということをまだ知りません。
日の出直前のブルーモーメントは夜の青い空と昼の青い空が交代する瞬間です。その間を演出するかのように青みを帯びて踊る雲海。
そしてその瞬間の目撃者となる国見ヶ丘のみなさん。
木々も静かに朝日の新しい1日の始まりを雲海と待っています。
いよいよ太陽が出そう!
た、太陽が…ま、眩しい!!!い、いや、眩しいのは神様!?!?
左側に太陽で撮ってみてからの~
右側からの太陽~
そして、正面からの快晴の雲海はこちら!
雲じゃなくて波みたい!?サーフィンできるんでは!?というくらいの迫力。
別の日。たまに空にお客様が現れます。
飛行機?が空を飛行中でスーッと糸を引いてる!
飛行機の中の人も、日の出を待っているのかな~。
次は空に雲がある日をどうぞ!
空に雲がある日はまるで絵画のようです。
雲は雲海が出る確率を下げるのでより貴重な風景です。まさにウン(運・雲)次第!
この空、美しい油絵みたい。油絵と違うのは下に広がっているのが、海でも大地でもない、雲海ってこと。
また別の日の雲が斜めに走る日。
あ、太陽出てきた出てきた!
雲も太陽と一緒に光ってる!!
空も光って雲も白く光っています。
そんな中で私と2人目みーとん。
と、それを撮影してくれる観光タクシーのおじさん(笑)
ちなみに、別の日に同じ場所で同じ向きで、違うお客さんを撮影していました。おじさん的にここがベストなんですね!
反対側の阿蘇側はこんな風景。
この阿蘇側の雲海が高千穂盆地の方に流れ込んだりして、違う表情の雲海にしたりします。
なので、国見ケ丘の雲海はその地形も相まって、いろんな角度からいろんな表情の雲海を楽しめます。
さらに国見ケ丘が他のスポットと違う!というところは、見える雲海がすぐ下、足元近くの高さで迫ったように見ることができる確率が高いこと。
これなんて、遠くの山も手前の山も遮ってしまうくらいの目線の高さまで来てます!タプン!
国見ケ丘の雲海、お楽しみいただけましたでしょうか?少しでも自然の神秘的な魅力を感じていただけたら嬉しいです。そしていつか是非本物を見に来てほしいです。
ここでダジャレ。
雲海のクモを見るクモ。
どうしたんでしょう私、今日はダジャレ日和??(汗)
この写真の手すりのように、雲海が発生する日は、ものすごい水滴と湿気も発生しています。髪の毛も結構濡れることが多いです。なので、ハンドタオルなどを持っていきましょう。
隠れ雲海スポット
さて、ここまでならよくサイトやガイドブックにも紹介されているスポットなんです。
せっかくここまで足をのばしたなら、こちらものぞいてほしい、隠れた場所をご紹介。そこからの雲海の風景もお見せします。
この国見ケ丘、実は神社もあるのご存知ですか???
さて、道のりを巻き戻します。キュルキュルキュルキュル。
この「雲海茶屋」さんが見えて左の駐車場に車を停めるわけですが、この後普通なら右の展望台へ向かいます。
そうではなくて、停めたらそのまま左奥を見てください。
あれ!?なんか小道がある??
車で5秒くらい登ると、あれれ、別に駐車場がある!
そしてそこには神社が!
「中畑神社」と言います。正式にはここは中畑神社の遥拝宮で、神社自体は近いですが、また別の場所にあります。神武天皇の孫、建磐龍命(たていわたつのみこと)が祭ってあります。
この方がここで、高千穂盆地やら阿蘇山を見て「国見」をしたので、この場所が「国見ケ丘」と名付けられたそうな!へぇ~。
幸運にも国見ケ丘で雲海が見れ!という方は、感謝の気持ちを表しに、是非ここまで来て建磐龍命(たていわたつのみこと)にお礼を言って帰られるのもよいかと思います。
隣にはこんなくつろげる場所も。
中畑神社の反対側には、さらに細い階段が続いています。
よ~し、2人目のみーとんも朝から機嫌がよさそうだし、登ってみるか!
みーとんを抱えながら、紅葉が落ちた階段をテクテク。
登り切ってすぐに、あれ、雲海がここからも見える???
あれ~?なんか建物がある???
あれ!建物から雲海が~~~!!!
私が来たときは誰もいなくて貸し切りでした!
自分たちだけの空間で雲海を独り占めしたい方は、こちらまで足を運ぶと叶うかもです!
帰り道は、朝日が差し込む方向へ帰るので、木々からの木漏れ日が綺麗です。
木漏れ日の中を地上へ向けて、雲海を抜けて、日常が始まる生活の場へと降りて行くのであります…。
雲海を見れた1日の始まりに感謝。
次回は別の絶景雲海おススメスポット②をご紹介!